今回はデッキ紹介ではなく前回書いたフードドレッジの記事の続き的な記事になります。
前回の記事(フードドレッジ)はこちら↓
フードドレッジの記事はありがたいことに沢山の人に見られ賛否両論色々なご意見を頂きました。
なので今回はその疑問や質問などに答えていくとともに、デッキ構築での考え方も書いていきたいと思います。
ドレッジとリアニメイトデッキの違い
多分一番勘違いされていることだと思ってます。ドレッジ自体がアリーナでは初めてに近いデッキタイプなため仕方ないですね。
リアニメイトとは
リアニメイトとは墓地に大型クリーチャーを落としてから、その大型クリーチャーを何かしらの方法で戦場に戻すデッキのことである。
M20環境ではディミーアリアニデッキが流行っていたこともありドラクセスや裏切りの工作員を秘本綴じのリッチなどで墓地に落とし、蘇生の絆や骨への血で戦場に戻される。という光景を見たことがある人も多いだろう、まさにこれがリアニメイトデッキである。
ドレッジとは
対してドレッジとは墓地を肥やし、墓地のカードを手札や戦場のように見立てて戦うデッキのことである。
墓地肥やしを最優先で行い、墓地に落ちたカードに応じて戦術を立てる。
それぞれの違い
リアニメイトは特定の大型のクリーチャーのカードさえ落ちていればそれでよく、デッキの動かし方も、
大型クリーチャーを墓地に落とす→蘇生カードを使って墓地に居る大型クリーチャー蘇生
と順番通りにやればいいだけなので意外と簡単なデッキである。
逆に言えば特定の大型クリーチャー以外が墓地に落ちた場合はあまり良くなく、最悪蘇生カードが墓地に全ておちてしまい蘇生不可になりかねない。
そのためリアニメイトには直接デッキから墓地に送るカードは少なめであり、手札から墓地に落とせるカードが多く採用されやすい。
ドレッジは蘇生カードが必要ない場合が多く、自分の能力で戦場に戻ってきたり手札に戻ってきたりと、墓地にさえ落ちていればokなカードを多く採用しているのが特徴でありリアニメイトとの一番の違いである。
わかりやすいカードでは今回のエルドレインの王権から登場した大釜の使い魔と貪るトロールの王であり、2体とも場に食物があればそれを生け贄にすることで墓地から戦場に戻って来れる。
残りのカードはこれらをサポートできるカード+墓地肥やしカード大量に入れることで、墓地を実質的に手札や戦場と同じように扱う。
墓地を肥やせば肥やすだけアドになるため、墓地に落ちてもあまり意味のないカードなどの採用はなるべく避けたい。また墓地に落ちて一番意味のないカードは土地のため土地もなるべく採用枚数は減らしたい。
土地の枚数が少ないのでは?
こちらもかなり多かった質問です。先程上記させていただいた物とは内容が被ってしまうのですが、ドレッジは墓地を肥やすデッキであり墓地に落ちて一番意味のないカードは土地であるためなるべく土地の採用枚数は減らしたかったのが理由です。
また前回の記事で紹介したフードドレッジのレシピでは貪るトロールの王をのぞき、一番マナが大きいのがタミヨウの4マナであるため、4マナ以上置く必要がなく貪るトロールの王を手札から召喚することは視野にない。
場が完成してしまえば土地がなくとも回るので問題なし。序盤の土地引けない問題はむかしむかしを入れることで土地の少なさをカバーしつつクリーチャーのサーチも行えるためおすすめ。
除去が少なすぎる
これは正論ですね。しかし入れる枠が無さすぎるんですよね。デッキの性質上ほとんど墓地に行ってしまう確率を考えると手札に持ってきたい場合4積み以外ありえないので抜くカードに困りますね。墓地から自己回収もしくは再活のようなカードであれば2~3枚で採用可能ですが現状のスタンプールだとそのようなカードは無いですね。
なのでこのデッキではオーコを酷使することになります。オーコは一度出てしまえば中々やられることはないので、自分の食物を3/3に変えたり、相手のトランプル、飛行持ちを3/3にしたりして大釜の使い魔やタフネス4のクリーチャーでブロックなど除去が無くても意外と戦えます。
オーコが重要になってくるのでタミヨウではオーコを宣言するようにして墓地にある場合はそのまま回収してしまうのがいいでしょう。
グレートヘンジ入れるべき?
これは多分エムリーと貪るトロールの王がデッキに入っているので、2マナになりつつエムリーの能力で墓地から引っ張ってくる感じの運用になると思われますが、グレートヘンジの出るタイミングがかなり遅くなってしまうのがネックですね。
貪るトロールの王出してからになるのでそれまでは本当に使えないカードになってしまいます。確かに出れば間違いなく強いのですが中々扱いが難しいです。ただこれからの研究次第では必ず活躍はありそうなカードなので考えてみます。
朽ちゆくレギサウルス(とデッキ紹介)
黒1マナの3マナで7/6と破格のスペックであり手札を捨てるデメリットも、貪るトロールの王や大釜の使い魔を墓地に送れば実質メリットにもなる。それプラス先程紹介したグレートヘンジとの相性も良いと文句なし。
ただここまで来るとドレッジよりかは普通に食物主体のミッドレンジ組んだほうが強い気がしますねぇ(笑)
こんな感じでしょうか?
グレートヘンジ入れる場合は貪るトロールの王を除けて中型クリーチャーを並べるようにすると、より勝ちやすくなりそうですね。
永遠の大釜
墓地を肥やすデッキなので当然クリーチャーは墓地にたまり永遠の大釜を2マナ出しやすいだろう。アーティファクトなのでエムリーで墓地からもって来ることも可能だ。
しかしあまりにもデメリットが重すぎて正直使い物にならない。
クリーチャーが死亡する代わりにデッキボトムにいってしまうため、貪るトロールの王や大釜の使い魔が繰り返し蘇生出来なくなる。
しかも2点ダメージが意外と重く、回復手段が大釜の使い魔しかいないため使い所が難しいカード。
相性のいいカードたち
デッキには入ってないけど相性のいいカードの紹介。デッキ改造などの参考にでもなれば幸いです。
夢を引き裂く者、アショク
忠誠度能力は4枚墓地を肥やすことができ、相手の墓地のみ追放なためかなり使いやすい。
このカード自体がサイドに入れられることがほとんどなのだがこのデッキだとメインにも入れることができ、最新の環境だとゴロスやランプデッキなどメタ対象も多いためかなりおすすめ。
魔術遠眼鏡
2マナと軽く宣言したカードの起動型能力を封じることができる。アーティファクトなためエムリーで墓地から持ってこれる。
プレインズウォーカーの忠誠度能力は全て起動型能力なので簡単に封じることができる。またミラーマッチの場合は魔女のかまどや貪るトロールの王、大釜の使い魔も封じれる。
とりあえずここまで。なにかあるごとに追加していきます。
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